不妊とは？不妊の原因とは？不妊かどうかをチェックするには？

夫婦で妊娠を希望しているものの、性生活がありながらも2年以上赤ちゃんを妊娠することができない場合は、不妊となってしまいます。現在では、不妊になってしまう夫婦は約10人に1人の確率でいるため、誰でも結婚して不妊になってしまう可能性はあるのです。

通常は、夫婦で性生活を行っていると、1年以内には妊娠する可能性が高くなりますが、不妊症の場合は、2年以上経ってもできず、何十年たっても妊娠することができない場合もあります。

また、1人目の子供がすぐにできたとしても2人目を作ることができなかったり、妊娠しても、すぐに流産してしまう場合もあるため、不妊になってしまう可能性は様々な場面で起こります。

夫婦でも子供ができなくて悩み、人工授精を行ったり、子供ができるようなストレッチや漢方などさまざまなものを試している人が多くいます。それでも子供ができないこともあり、不妊治療などもありますが、何十年も治療を受けている人もいます。

不妊症の種類とは

原発性不妊

妊娠したことがない場合のことを原発性不妊とよびます。

続発性不妊

一度妊娠したことがあっても、次の子供を妊娠することができない場合や妊娠をして流産してしまう際は、続発性不妊といいます。

また、1人目を妊娠することことができない場合は、1人目不妊といい、2人目の妊娠をすることができない場合は、2人目不妊といわれています。

不妊の原因とは

不妊の原因には様々な原因があり、女性にも原因がある場合もありますが、男性が原因で不妊になる可能性もあるのです。

男女共通の原因はストレスやその場の環境

ストレス社会の現代では、ストレスが溜まってしまうことが非常に多く、それが原因で不妊になってしまう場合もあります。女性の場合は、排卵障害が起き、月経不順になることで不妊になってしまう可能性もあります。

男性の場合は、ストレスがかさむことにより、性機能障害が起きてしまい、インポテンツになるため、正しい性行為を行うことができなくなります。インポテンツとは、勃起をすることができない、男性の性交能力の欠けた状態のことをいいます。

抗体ができてしまうことが原因

何らかの原因によって、精子を受け付けない抗体を作ってしまい、これによって、精子を卵子まで伝えることができない場合があります。抗体を作ってしまうことで精子が受精卵に到達したとしても受精することはできません。この場合は人工授精などをしても、難しい場合があります。

子宮が原因

子宮に障害が起きた場合でも妊娠することができない場合があります。例えば、子宮内膜症や子宮筋腫などが起きている場合は、受精卵が正しく着床しないため、不妊になる可能性があります。

子宮筋腫とは、子宮に良性の腫瘍ができ、それが大きくなることで腹痛や月経不順などが起きてしまいます。子宮筋腫は大きい場合取り除かなくてはいけない可能性があります。子宮筋腫が子宮内膜にできてしまうことで上手く着床することができなくなります。

子宮内膜症も同じように、子宮内にできるはずの内膜が子宮の外側にできることにより、妊娠することができない場合があります。

頸管が原因

赤ちゃんは頸管（けいかん）を通って出てきますが、この場所に障害がある時でも、妊娠することが難しくなります。排卵日になると粘り気のあるおりものと呼ばれるものが頸管を通じてしたに降りてきますが、このおりものが少なくなることによって、精子が卵子まで到達することができなくなってしまい、不妊となります。

精子が原因

男性の場合は、精子をつくる精巣に問題があり、精子の量が少ない場合や精子をつくることができない、無精子の場合もあります。この場合は、精子が奇形状になってしまったり、受精するまでにたどり着くことができないため、不妊の原因となります。このような状態を造精機能障害といいます。

性病が原因

クラミジアや淋病など性病を患ったことがある時には、受精卵が着床しにくく、不妊になってしまう可能性があります。

原因不明の場合

実は、不妊症にも原因不明の場合があります。ですが、これは精密検査をすることによって、様々な原因が分かることが多いため、性生活を送っているにも関わらず、2年以上妊娠することができない場合には、早めに病院で原因を調べたほうがいいのです。

不妊になっているのかをチェックするには

子供が欲しいのにも関わらず、性生活をおくって2年以上経過している場合は不妊の可能性があります。

不妊のチェック

（女性）
1.月経不順で全体的に毛深いほうだ
2.おっぱいを絞った時に乳首から白い液やカスのようなものがでる
3.冷え性だが体を温めていない、温かい服装をしない
4.ホルモン剤などを毎日飲んでいる
5.睡眠不足でストレスが溜まりがちだ
6.好き嫌いが多く、食事が偏りがち
7.生理痛は前よりも辛い
8.性病にかかったことがある
9.人工中絶の手術を受けたことがある
10.家族の中に糖尿病患者がいるまたは糖尿病である
11.急激に痩せてしまったまたは無理はダイエットを行っている
12.月経に異常がある血液の量が多いなど

（男性）
1.スポーツなどで精巣を強打したり、けがをしたことがある
2.精液に血液がまじる
3.ノートパソコンなどを太ももなどに置いて使用する
4.性病にかかったことがある
5.太っているまたは痩せすぎている
6.糖尿病などにかかったことがある
7.ストレスがや人間関係で悩むことが多い
8.精神的にも肉体的にも疲れている

これらに、多く該当している場合は、不妊の可能性があります。2年以上経過してもできない場合は、早目に医者に行くようにしましょう。子供ができない原因を放置しておくことで、何年たってもできない無駄な時間を過ごすことになってしまいます。

妊娠するには

妊娠することができない原因は、女性だけではなく、男性にも原因があることが分かります。現代では非常に妊娠することができない人が多く、ストレスや環境の変化に体がついていけないことも原因になっているのです。

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